2016/09/17

実践的な認知症治療は町医者に学ぼう

統計的有意が真実とは限らない

千差万別、十人十色の多彩な症状を呈する認知症には、統計で導き出された抗認知症薬の適量(?)が著効を示すとは限りません。患者個々の体質、体格、症状に応じた適量が最適なのです。



認知症の中核症状より周辺症状を治療標的にせよ

「認知症」=「記憶障害」 だから、中核障害の改善・進行抑制を狙った治療をすればいい?! こんな単純な思い込みで認知症は治せません。むしろ、介護上で困る周辺症状を抑える治療が大切です。
その勘どころ(コツ)は、下図の一番下の階層、即ち認知症患者の実際に一番近いところで認知症を診ている町医者が見つけ出すものです。




大半のメディアは認知症治療の本質を伝えない

NHKの認知症啓発番組や民放の情報番組で、認知症とその実践的な治療方法について報じることはほとんどありません。理由はいくつかあるのですが、主な理由は次の2点でしょう。
 理由1 スポンサー企業との関係を配慮する
 理由2 権威(製薬会社御用達学者)に弱い


かしこい認知症介護者になろう

「患者の持つ情報量が医師の持つ情報量を上回る時代である」(A. Muir Gray)
認知症医療過誤に巻き込まれないために、認知症介護者(家族・施設スタッフ)はかしこくなりましょう。認知症は診察室だけで治療(診断と投薬の種類と量)が完結するタイプの疾患ではありません。

介護者がどれだけしっかりと関わり合い、治療に関与できるかが重要です。医者が判断したこと、言ったことがすべて正しいとは限らないのです。医者がエビデンスを論拠にして一方的に治療について何かを言ったとしても、ナラティブを無視したやり方では期待する効果を得ることはできません。

だから、こういうセミナーで、実践的な認知症治療にあたっている医師から直接教えてもらって知識を習得するのが一番です。(詳しくはこちら→)