2016/08/17

真夏の夜の夢

「認知症と共生する社会に向けて 認知症施策に関する懇談会 報告書」(20163)と題する懇談会の報告書を読んだ。(詳しくはこちら→

メンバーは我が国の認知症医療を牽引する権威ある面々で構成されている。製薬会社のスポンサーのない、従ってしがらみのない懇談会である。多忙の中、自費での参加という。
現在我が国が直面している認知症の諸問題の全容をある程度詳細に網羅しているのではないだろうか。構成はさすが認知症関連学会の重鎮による仕事だと思った。
懇談会のメンバーを医師だけでなく多職種を含める案もあった.結果として今回のメンバーは全員医師であったが,議論され提示された論点は,医学・医療にとどまらずケアや社会的支援の視点を多く含んだものとなった.それは意図したわけではなく,自由な議論の中で整理されていった論点であったことをあらためて申し上げておきたい.新オレンジプランにおける医学・医療的視点や社会的視点のバランスよりも,本懇談会の議論は結果として社会的視点をよりひろく包含したものとなった.


それでもなおアカデミズムにドップリと浸かり、ともすれば現実離れしているきらいも否めない。「論点7.認知症研究の推進」では次のように指摘している。


製薬会社との関係を抜きにした懇談会ということで、ホンネがチラリと見え隠れしているかにも思えるのですが、本当のところはどうなのだろうか? 気になるところではある。
実際に導入されているこれらの抗認知症薬,あるいは抗認知症作用があるといわれている薬剤について,いったいどのような効果が,また,どれほどの期間の効果がみられるのか,科学的なエビデンスを求める研究が必要である.

「効果がある」と学会で発表され続けているではないか。
「科学的なエビデンス」はあると学会で発表され続けているではないか。

ただの「言葉あそび」か、「リップサービス」か?
更なる研究費拠出の要求か?

「抗認知症作用があるといわれている薬剤について ・・・ 
     科学的なエビデンスを求める研究が必要である」

今年まとめられたガイドラインとの整合性は?
「副作用」についての言及なし!
「適量」についての言及なし!


・・・ううぅん! 素人にはわからん!

たまには研究室や大学病院から出て、日本全国どこでもいいから、どうしようもない老健か特養で1ヶ月間研修と称して働いてみたら・・・ 勿論、そこと同じ賃金で。 これ、いいかも!