2015/06/19

認知症学のススメ (4)

「いま、私たちにできること」・・・それは、介護することだけで認知症を学ぶことではなく、治療すなわち薬のことも含めて学ぶこと。



認知症の薬には、アリセプト、メマリー、レミニール、リバスタッチ/イクセロンパッチの5つの製品があります。これらの薬には興奮作用があります。

副作用の一例として、「怒る」こととしてあげられています。これは介護上とても厄介なことなのです。「薬の飲み過ぎが原因の場合も」あると言っているのですが、飲み過ぎと感じていても医者は増量して処方しなければならないことになっているのです。一番の問題は、その規定にあるのです。

認知症患者の症状や体質に合わせて適量を処方するのではなくて、段階的に増量しなければならないことになっているのです。こういう規定のある薬は珍しいそうです。

認知症の症状が改善したから怒るのではなくて、つまり「副作用ではなくて症状が改善したため」と言っているのですが、それを効果というには無理があります。「作用」とみるか「副作用」とみるかは、人それぞれなのかもしれません。
ある意味、ことば・表現上のことのようにも感じるのですが、患者自身、家庭介護者、あるいは施設介護者が迷惑と思える作用は副作用なのです。 「認知症を学ぶ」というのは、ここで示したように投与された薬によって認知症患者の症状がどのように変わったのかということをよく観察することなのです。

それにしても、NHKがよくこんな誤解を招く内容の放送をしたもんだ!