2014/06/14

悪貨は良貨を駆逐する

私の格別の楽しみと言えば、毎週金曜日の夜の「ドクターイワタの認知症ブログ」、毎週日曜日の深夜の「ドクターコウノの認知症ブログ」が更新されることである。 最近はこれらに、毎週月曜日と金曜日に更新される「鹿児島認知症ブログ」も加わり、楽しみが増えた。 「楽しみ」と言っては本質的には失礼なことかも知れないが、「更新を楽しみにして、勉強させていただいている」のである。

岩田先生の最新号(2014/06/13)の「施設長の判断でフェルガード類が中止」を拝見して、私も頭に血が上った。 詳細は先生のブログを参照いただくとして、「真に薬剤と同等かそれ以上に効果のあるサプリメントに対して偏見を持つな」、「認知症治療に何も知識が無いなら、余計な口出しはするな」なのである。 但し、ここが重要なのだが、薬物治療を受けていて、薬の種類が変わったとか、服用する量が増えたとかで患者の様子が望ましくないような状態になったら、相手が医師であろうと遠慮せずに口出ししていいのである。 特に、「認知症は治りませんから」とか、「症状が進行したのでしょう」などという説明は軽々に納得してはいけない。

ところで、経済学にグレシャムの法則というのがある。(以下、ウィキペディアより転記)
グレシャムの法則は、金本位制の経済学の法則のひとつで、貨幣の額面価値と実質価値に乖離が生じた場合、より実質価値の高い貨幣が流通過程から駆逐され、より実質価値の低い貨幣が流通するという法則である。一般には内容の要約 「悪貨は良貨を駆逐する」 で知られる。「グレシャムの法則」という名称は、16世紀のイギリス国王財政顧問トーマス・グレシャムが、1560年にエリザベス1世に対し「イギリスの良貨が外国に流出する原因は貨幣改悪のためである」と進言した故事に由来する。これを19世紀イギリスの経済学者ヘンリー・マクロードが自著 『政治経済学の諸要素』(1858年)で紹介し 『グレシャムの法則』 と命名、以後この名称で呼ばれるようになった。

サプリメントに話しを戻そう。 科学的根拠に乏しいサプリメントは世にいくらでもある。 それでも、今やサプリメント時代である。 それだけ健康に関心を寄せる人が増え、サプリメントを要望されることに相違ない。
先にグレシャムの法則を挙げたのは理由がある。 単純に言って「悪い貨幣が多く出回ると、良い貨幣が追いやられる」という意味であるが、これを転じて「効果のないサプリメントが多く出回ると、真に効果のあるサプリメントまでも駆逐される」と言いたかったのである。

本当に効果があると科学的に証明されたサプリメントのひとつに、岩田先生はじめ多くのコウノメソッド実践医が推奨する「フェルガード」がある。 私は、認知症予防のため母に飲ませている。

岩田先生のブログで、「治療の一環として採用しているフェルガードを、施設長の判断で中止させた」というのであるから、殺人行為に匹敵すると言っても過言ではないと思う。 

詳しい経緯は省略するが、私の父の入院に際してフェルガードを胃瘻から注入するよう希望したら断られた経験がある。
仕方ないから、私は病院職員に見つからないようにフェルガードをこっそりと胃瘻から注入した。 健康食品であるから、患者家族が入院中の家族に与えても違法ではない。 患者のことを思う家族は、こうまでしてでも自分の家族を助けたいと思うのである。

フェルガードについては、株式会社グロービアのホームページをご覧頂きたい。 その中で特に、「なぜ医師の紹介が必要なのか」をご覧頂きたい。
認知症の治療を学ぶ上で、とても重要なことが記されているので、以下に転記する。

認知症に限りましても、アルツハイマー病だけでなく、レビー小体型、前頭側頭型を始めとしてたくさんの病型があります。年月と共に当初の病型が変わっていく方や当初の病型に他の病型、あるいは別の変性疾患が合併して症状が変遷していく方もたくさんいらっしゃることがわかってまいりました。 また、同じ病型だとしてもこのような疾患には大きな個人差がございます。
このような状況をきちんと把握して、患者様に適切な医療を施すことができる医師は、患者様及びご家族と頻繁に接し情報交換しているかかりつけの先生以外にないと私どもは考えております。 その上でフェルガード®を最も有用にご利用頂く手段は、かかりつけの先生にフェルガード®の内容をきちんと理解してもらい、適切な医療の一環として組み込んで頂くことだと考えております。

ここで注意がひとつある。 通販サイトのアマゾンで取り扱っているフェルガードは偽物である。 購入を検討される場合には、直接グロービアに問い合わせるのが良い。