2014/06/19

人間万事塞翁が馬

キューバ危機(Cuban Missile Crisis)は、キューバを舞台に、1962年10月14日から28日までの14日間に亘って米ソ間の冷戦の緊張が、核戦争寸前まで達した危機的な状況のことである。
この歴史上の出来事を元に映画「13デイズ」が制作された。

あらすじ
1962年10月16日、ソ連がキューバに核兵器を持ち込んだという知らせがケネディ大統領(ブルース・グリーンウッド)のもとへ届く。 彼は直ちに緊急の危機管理チーム、国家安全保障会議緊急執行委員会、通称エクスコムを招集。 会議では空爆が推薦されたが、第三次世界大戦の勃発につながる危険があり、大統領はそれを避けたかった。
彼は本音を打ち明けられる弟の司法長官ロバート(スティーヴン・カルプ)、親友の大統領特別補佐官ケネス・オドネル(ケヴィン・コスナー)と共に、最善の手を探る。空爆を迫る軍部を退けた大統領は、国連総会のため訪米したソ連外相と会談するが、外相はミサイルの存在を否定する従来の主張を繰り返すのみ。

大統領の疲労と緊張は限界に達しはじめるが、ケネスは「国民はきっとあなたについてくる」と励まし、腹をくくった大統領は海上封鎖実施を発表。 しかしキューバのミサイルは発射準備を整えつつあり、大統領は止むなく29日に空爆の準備を指示。 さらに、爆撃目標の最終確認に飛び立った偵察機が撃墜されるという事件が起こる。軍部は即時報復を進言し、事態は一触即発の状態に。
それでも大統領はトルコのミサイル撤去を切り札に最後の交渉に賭ける決意を変えず、ロバートを駐米ソ連大使との交渉役に任命する。 弱気を示す彼をケネスが励まし、現場に同行。 かくして核戦争は回避され、悪夢の13日間は無事幕を閉じるのだった。

この映画は私のお気に入りで、DVDが発売された時、まっ先に購入した。 依頼、台詞を覚えるくらいに繰り返し観た。 これは国際政治の舞台での出来事を元にしたフィクションではあるが、何か交渉事をする際のひとつの参考としてみるのもいい。
JFKブームもあって、ケネディ大統領に関する本は多数出版されたから、私も色々読んだ経験がある。 インターネットなど存在しない時代であり、凝り性であるから、いくつも本を買って読んだ。

キューバ危機勃発の時も、ケネディ大統領が登場した時も私はこの世にいた。 四方を山に囲まれた農村に住んでいた。 兼業農家である。 祖母の背中に負われたり、畦道で子守をされて育った。 当時、開業医は近くに1軒あったが今は無医村である。 田畑が遊び場で、幼子ながらも野良作業を手伝い、牛舎で牛に餌を与え、西瓜畑で採りたての西瓜を食べたりした。 祖父母には、教育こそされなかったが、躾はされた。

こういう経験があるからだろうか、「お年寄りを大切にしよう」とか、「年著者を敬おう」とかいうことの意味は幾らかは理解しているつもりではある。 それ故に、介護現場では昭和時代の話しは得意である(但し、生まれる前のことは、「耳学」であるか、調べたことである)。 また、「自分の祖父母や親に接するように、親身になって介護する」ように気遣ってはいるが、あまりにも負担が多いのが実情である。
祖父母4人中、3人は痴呆症とは無縁のまま他界したが、1人はアルツハイマー型痴呆症であっただろう。 当時は、痴呆に関する知識などなく、一般の関心も今日ほど多くはなかった。
長寿であることは喜ばしいことではあるが、認知症は避けたい。 だから、予防は大切であるが、罹ってしまっては仕方ない。 今日現在、治療が必要な人は対症療法で救っていかなければならない。