2014/06/01

認知症医療と介護の融合

デジタル診療全盛の昨今、認知症はアナログ診療の最たる分野であるといえる。
患者の症状を診て、患者に触れて、患者と家族から話しを良く聴いて診断し、
薬を処方しなければならないアート(職人技)の医療分野なのである。
それだけに患者家族や介護施設職員も認知症とその治療方法について
学ばなければ望むような治療成果を享受できない医療分野なのである。


認知症は医療だけで自己完結できない。 どうしても家族・施設を問わず医療と介護との融合、すなわち適切な共通のプロトコルをもって対応しなければ望むような解決には到らない。
「医療は医療で、介護は介護」などという旧態依然としたおかしな棲み分け・セクショナリズムを堅持する限り、まともな認知症医療は望めないし、平穏な介護環境を享受することはできない。

ここでひとつ確認しておきたい。
認知症への対応は、
非薬物療法療法は第一選択肢
薬物療法療法は第二選択肢
であるという、古い考え方は捨てなければならない。 これは、認知症が治療でどうにもならなかった頃の詭弁であり、現在では「認知症は治る」と言っても決して過言ではない時代になってきている。 
「認知症は治らない、だから非薬物療法が第一選択肢です」というのは、認知症を治すことのできない医師の言い訳の常套句なのである。

勿論、すべてが薬物でどうにでもなると言っている訳ではない。 薬物治療ではどうにもならないことはいくらでもある。 それは、認知症に限らず他の診療科目とて同様である。

改めて確認しておきたい、
第一選択肢は薬物療法
第二選択肢は非薬物療法
なのである。
認知症の患者個々の症状を診て、その症状に合わせてテーラーメイドで薬を処方すれば、多くの認知症患者とその家族、あるいは施設介護者は救われるのである。 このことは既に多数のコウノメソッド実践医が日々の臨床で証明している。

超高齢社会の到来(認知症爆発)を目前に、日本国民は総力を挙げて「認知症爆発時代」に備えなければならないのである。